日本では昔から歌を詠んで、心情や季節の美しさを表現してきました。日本の歌にはいくつかの形式があり、その中の一つに五七五の十七音で構成される俳句があります。元は五七五七七で行なう短歌から派生したもので、松尾芭蕉によって江戸時代に現在の形が確立しました。俳句が一般に広まったのは、正岡子規などが活躍し始めた明治に入ってからです。
短い歌の中で、自然の美しさや心情をあらわす事ができるとして、現在では世界的にも俳句が歌わレています。俳句は歌の季節を表わす季語を歌の中に入れる決まりがあります。季語によって歌の背景を想像しやすくなり、十七音の中により深みが表現されます。 短歌は構成が五七五七七の五句三十一音という短い詩で、前半の五七五と後半の七七での2部構成になっています。
日本最古の歌集といわれる万葉集では、短歌の形式で歌われたものがすでにえり、8世紀には短歌の形式があったことが分かります。短歌は短い歌の中に喜怒哀楽を表現でき、言葉に表現されない部分にも余剰を感じられることができます。文字には表現されない部分に深い趣を想像できるのが、短歌の歌として優れた部分の1つともいえます。短歌は上の句だけで、歌を完成させる俳句の元にもなっており、現代にも短歌や俳句を読む人が多くいます。
また、中国の漢詩に対して、日本では和歌があり、日本独自の詩の形として恋愛や、日常生活など様々なテーマで歌われています。