日本における、代表的な民族衣装といえば着物です。日本の着物の歴史は、縄文時代にきていた貫頭衣が始まりと言われています。飛鳥時代には唐の文化の影響をうけており、平安時代には色鮮やかな十二単が着られていました。現在に一般的に着物と言われているものは、和服の種類の中の長着にあたる物です。
長着の仕立てとは、裏が付いた袷仕立てというものと、裏が付いてない単仕立ての2つに分ける事ができ、季節や行事など場面によって着分けられます。着物は日本の民族衣装ですが、西洋文化の影響で洋服が一般化したことで、日常で着る機会は減っています。しかし、近年は着物や和柄が見直されることで、若い世代の人も特別な場面や、日常でも着物を着る人が増えています。
着物には織りと染めの2種類に、分ける事ができます。この織りの着物とは、まず初めに糸を染めておいて、染めた糸をつかって織り上げた着物のことです。逆に染めの着物とは、まず無地の白い生地を織り上げて、後から布地に手描きで模様を書いたり、染めて色を付けたりする着物のことです。織りの着物には絣や紬などが分類され、染めの着物には振袖や訪問着といったものが分類されます。
織りの着物は、同じ繊維で表と裏地ができているので、例え表の色が薄れてしまっても、裏返しにして使用する事で、新しい着物のように鮮やかな着物を着ることができます。染めの着物の場合は、色があせてしまったら再び染め直すことで、新しい着物としてきる事が可能です。日本人の古くなっても、また新しく生まれ変わらせるという物を大切にする精神が着物には表れています。