台風
南太平洋の熱帯性低気圧が発達して大きな勢力を持ち、日本を襲うようになると、それは台風と呼ばれます。台風は夏から秋にかけて毎年多くの風水害を日本列島にもたらします。日本の風水害の80%は台風によるものです。風による被害としては建造物破壊、作物減収、塩風による送電線の故障などがあり、豪雨による被害は建造物の浸水・流失、地滑り、山崩れ、土石流などがあります。アメリカのハリケーンなどと比較して日本の台風被害の特色を挙げれば、急峻な山岳地帯のために起きる地滑り・山崩れなどが多いということでしょう。毎年このために何人もの死者が出たり、家屋が破壊され交通が遮断されたりします。
地震
世の中の恐ろしいものの順位を、日本人はユーモアを交えて「地震、雷、火事、おやじ」と表現します。地震は恐ろしいものの第一に挙げられるほど被害が大きく、また日本列島各地で頻繁に発生します。地球規模でこの地震の発生地帯を見ると、日本列島は環太平洋地震帯に区分されます。1923年の関東大震災では、家屋倒壊と火災により約9万人が死に、最近では北海道南西沖地震により一夜にして奥尻島がほぼ全滅してしまいました。このように頻発する地震の被害を最小限に食い止めるために、日本では地震予知の研究が進み、また建造物にも世界最高水準の安全基準が設けられています。
火山
地震地帯にほぼ重なるようにして火山地帯が日本列島を走り、世界でも最も地震・火山活動が活発な地域を形成しています。各地の火山はときどき大噴火をして山麓に被害をもたらします。1991年から続く長崎県の雲仙普賢岳の噴火はふもとの町を火砕流と土石流で襲い、全滅の危機に陥れています。富士山も歴史的に何度も大爆発を起こしていますが、やがてまた爆発するだろうといわれています。
この火山は日本列島に被害をもたらすだけでなく、各地に温泉を湧出せしめて、人々の健康に寄与しています。温泉は古くからさまざまな病気に効くことが知られ、各地に湯治場が形成されています